フランス式、食器コレクションの見せ方

 

 結婚式や記念日などで頂いた磁器のコレクション、家の奥に眠っていませんか。時々、オフハウスやネットで売ってしまったり、よくありますよね。

 でも、今まで集めた磁器を日常生活の中心に据えてみませんか? 焼き物の種類、形、大きさ、色、モチーフ別にキャビネットに一緒に飾ると見栄えが良く、美しいだけでなく、実用的な装飾になるんです。今日はそんなフランス人の知恵をご紹介します。

 もし、おうちに陶磁器のコレクションがたくさんあれば、それはラッキーです! せっかくなので、それを色分けして家にミニテーマを作ってみませんか?

 この写真はある陶磁器ファンのご夫婦の家です。膨大なコレクションのうち、青と白の食器だけをまとめて飾りました。

 クラシックな白と青のピースを、形、サイズでグループ化します。ここでは、この食器棚の壁も同じ色に塗り、全体的に統一感のある棚になりました。

 こちらは、白、グレー、ベージュ、クリーム、ラベンダ、トープ、ニュートラルなカラーを集めました。

 この色の組み合わせは、一緒に飾って違和感がないのですが、同じ形のものばかりではあまり面白くありません。アンティークな形のソース入れやのスープボウルなど、さまざまな形があることによって、非凡なスタイリッシュさを出しています。

 ポイントは、大小様々なアンティーク風の形を組み合わせているところですね。

 日本の家もそうですが、昔の古い民家は、どこかに穴(床の間)があったり、梁が出ていたり、なんとなく余裕のある造りになっています。

 そんなちょっとした空間をペンキで塗って、食器棚にしてしまったのはこちらのキッチンです。

 古い家ながらのアイディアですが、実用的かつ味があってとても素敵ですね。

こちらは壁ごと赤く塗って、家と棚が一体化したインテリアになっています。時々、色を変えたら飽きずに住み続けられますよね。

 陶磁器を装飾品がわりに飾るのは昔からフランスでは当たり前のこと。こちらは壁にかけてインテリアにしています。

もっともこれは大きなフランス邸宅だからこそできること。でも、もしみなさんのご自宅が田舎にある大きな家だったら、古い藍色の日本の陶磁器を土壁に飾ったら、とてもお洒落な古民家になると思います

食器は必ずしもキッチンになくてもよい。ダイニングテーブルの近くでも素敵なプレゼーテーションに。
ほかの家具や壁と一体化させて落ち着いた雰囲気に。
黄色と緑をモチーフに面白く飾った棚がかわいい。

まとめ。フランス的食器棚の見せ方は…、コーナーごとにミニテーマを作る。例えば、陶磁器の色の種類を統一する。色がぼやけている場合は形でメリハリをつけたコレクションにするなど。アンティーク的な形のものを集める。家と食器棚、陶磁器のコレクション、コーナーコーナーで、調和がとれるような工夫をする。

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